性病は恥ずかしいことでも、おかしいことでもありません。人間が生活する上で性との関わりは切っても切れないものです。もしも不安を感じた場合はすぐに医師に相談しましょう。

陰茎の尿道粘膜から感染する性病の後天性免疫不全

 後天性免疫不全を引き起こすHIVウイルスは性行為で感染を広げるいわば性病(性行為感染症)です。HIVは汚染された血液による輸血や違法薬物を使用する際の注射器の使いまわし、母子感染、ゲイの間で広まっていました。とくに、輸血は薬害として社会問題になりました。また、違法薬物関係やゲイという性的マイノリティの問題が絡んでいたため、患者に対する偏見や差別もありました。また、かつては不治の病として恐れられただ免疫力が無くなり、聞き慣れない病で命で落とすだけでした。しかし、今では、研究も進み、免疫力の低下を抑え、ウイルスの増殖も抑える薬がいくつも開発され予後はよくjなりました。残念ながらウイルスを体内から完全に除去するまでには至っていませんが、制御可能な病気に変わりつつあります。
 今では、もっぱら性行為による感染拡大が主流です。HIVウイルスは精液や愛液、血液などの体液に多数含まれています。このウイルスが傷口や粘膜を介して相手に感染します。そのため精液や愛液に直接触れなければ感染することはありません。
 HIVのセックスを介した感染については、男性から女性への感染と女性から男性への感染にその感染確率に多少の差があることが指摘されています。これは、性器の構造によるものです。陰茎はほとんど他の体の部位と同じ皮膚で覆われており、傷などがない限り、感染するのは尿道の粘膜と限られています。しかし、女性の膣は、ほぼ全てが粘膜で覆われています。しかも、HIVウイルスに汚染された精液は膣内に溜まります。そのため、男性よりも女性の方が性器の構造上感染しやすく、この様な差が生じると考えられています。感染を防ぐには性行為をしないかコンドームを使うかしか解決策はありません。

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